2007年09月29日

私はペペロンチーノをヤキソバみたいにモチモチにしか作れない


「オリーブオイル」と「エキストラバージンオリーブオイル」
の味の差など、1000%わからない。

「エキストラバージン」が何を意味しているのだか知らないし
調べようと考えた事もない。

私がペペロンチーノをつくると必ず
「むっちりニンニク塩ヤキソバ」にしかならないという事と
オリーブオイルがバージンなのか、バージンではないのか
という事との間に因果関係はない。

しかし、スーパーにゆくと
バージン娘の方が100〜150円ばかり価値をつり上げられている。

私は、目に見えない何物かに対する見栄によって
魚眼レンズのゆがみの中でゆあんゆあん揺れているようなスーパーの棚から
ふるえる手で「エキストラバージンオリーブオイル」を選びとる。

一体何なんだっていうんだ
あの、「オリーブオイル」と「エキストラバージンオリーブオイル」を
ぴっちり横に並べ、100〜150円程の値段格差をつけ
「オマエハ、ハタシテ、ドッチヲ、エラブノカ? ハタシテ、ハタシテ」
と、脅迫してくるかのような、あのスーパーの棚のたたずまいとは。


味の違いは1000%わからないし
私はペペロンチーノをヤキソバみたいにモチモチにしか作れない。





早朝
リサイクルゴミの回収日だったので
大量のペットボトルと、酒ビン酒カンなどを袋に詰め
がっちゃがっちゃバッコーン
回収ボックスの中にズババババーンッと棄ててきた。

ゴミを棄てるのは気持ちがよい。
生活のぐるりがさっぱりして、朝一番の活動としては最適だ。


朝湯をあびて、洗濯機をごうごう回して、軽く二度寝をした後
「さてと、『ザ・オシャレベーコンエッグ』でも作ろうかしらね」
と、フライパンにオリーブオイルの瓶を傾けると
ぽってり、ぽってり、と、二滴ほど落ちただけだった。

「そうそう、昨日買い足したエキストラバージンオリーブオイルがあったわね」
と、キッチンの床と足下の棚を探すが、どこにも無い。


寝起きだったとはいえ、はっきりと記憶にあるぞ。

確かにオイルの瓶は、昨夜開けた赤ワインの黒々した瓶とビール缶と一緒に
ゴミバコの横に並べてあったし
私はそれを、わっしりと掴んで、袋にバチコーンと詰め込んで
ガッチャガッチャといわせながら階段を降り
たまにゴキブリが這い出ることもある、汚れた廃瓶回収のプラボックスに
「よっこらせ〜、もひとつせ〜、おまけにせ〜」
と歌いながら、廃瓶を一本、一本、バッコシ、バッコシ棄てた。


わたしが棄てました。

わたしが、バッコシ、バッコシ、すてました。

確かに、バッコシ、すてました。




悔しさのあまり、思わず大阪の母親にメールしました。



>> オカアサン、ワタシ、

>> カッタバカリノオリーブオイルヲ、ケサ、

>> ハイヒンカイシュウニ

>> ステマシタ

>> ステテシマイマシタ

>> フウハ、アケテオリマセンデシタ

>> カナシイデス





母からは

「へぇ〜」


という返信が返ってきました。




 











 








posted by 草子 at 19:32| うそほんと